父の介護認定
まずは、介護認定について
介護保険は、40歳以上の医療保険加入者は保険料を支払っているのです。
40歳以上になったら、給与から介護保険料が引かれます。
介護保険の制度は、以下のようになっています。
第1号 被保険者 65歳以上
第2号 被保険者 40歳以上65歳未満の医療保険加入者
第2号、被保険者が介護保険を実際に使うためには、加齢に関係する疾患であることが求められていて、以下の病気の診断がないと、介護保険を使うことはできません。
(保険料払っているのに、使えないのか!と言われたことがある)
がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る)
関節リウマチ
筋萎縮性側索硬化症
後縦靱帯骨化症
骨折を伴う骨粗鬆症
初老期における認知症
進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病【パーキンソン病関連疾患】
脊髄小脳変性症
脊柱管狭窄症
早老症
多系統萎縮症
糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
脳血管疾患
閉塞性動脈硬化症
慢性閉塞性肺疾患
両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
私は、地域包括支援センターという、行政の高齢者の総合相談窓口で勤務していて、
住民から介護保険の相談を受けることが多い。
介護認定はありますか?と聞くと「ある」と答える人がいるのだが、
よくよく聞くと、介護保険料を支払っている=介護認定がある
と思っている人が一定数いる。
実は、介護保険料を支払っているだけでは、介護保険で支援を受けることはできない。
まず、自分がどの等級に当たるのかを認定してもらう必要があるのです。
父は、すでに70歳以上だったため、介護保険を申請することになった。
最近では、病院にメディカルソーシャルワーカーという医療相談員がいる病院が多く、相談になってくれたり、介護保険申請をしていないと、申請を勧めてくれたりする。母もそれで、介護保険を申請することになった。
介護保険の申請は、各自治体の介護保険の窓口か地域包括支援センターなどで受け付けています。
認定の申請書を記入すると自動的に認定がもらえるわけではなく、これから約1ヶ月~1ヶ月半は、介護認定を受けるまでに時間がかかります。
介護保険認定申請に必要な物
①について
よくある質問が、近所のかかりつけ医には高血圧。
総合病院で手術した変形性膝関節を見てもらっている
どっちの先生に書いてもらうの?ということです。
あくまで、ケースbyケースですが、
基本的には、今介護が必要になっている状態の病院を見ている先生に書いてもらってと医師のご意見です。
膝が痛くて変形している。だから買い物や掃除が大変。普段高血圧を見ている先生は、膝の先生に書いてもらってよ!という事になるのです。
でも、総合病院の整形外科は1年に1回の受診だし、医師の変わって次回は新しい先生に代わると言われている上に、次は10ヶ月先です~なんてことはよくあること。そういうときは、長年にわたり見てもらっている先生に、膝のこともいつも話しているし先生は知っているよということで、かかりつけ内科医に書いていただく事もあります。
地域包括支援センターで申請する際に、相談してみるといいと思います。
医師の性格?特徴?に併せて助言してもらえます。
また、最終受診日と次回受診予定日を確認し、申請の相談に行ってください。
実は半年前に受診したっきり、行っていないという医師へ主治医意見書が行政から送付されても、「いやいや来ていない患者の事は書けないよ。今の状態知らないから・・」
ということになります。
かかりつけ医もない、半年前に風邪でかかった病院があるだけと行ったときも、地域包括支援センターで相談に載ってくれます。
まずは、何か手伝ってもらうことが必要というときは、介護保険認定申請をすることです。
次回は、介護認定申請のその後を書きたいと思います~